ダリの雑記:マイル・旅行版

大阪・関西万博レポ|5月24日

この日はあいにくの雨。
行くこと自体迷ったのですが、イギリスパビリオンの予約が取れていたので、行ってみることにしました。

ちなみに万博会場は風が強いことが多いので、傘は当てにならないと思い、上は脱ぎ着しやすいポンチョタイプのレインウェアと普通のズボンタイプを持っていきました。靴はもちろんゴアテックス素材のもの。

この日は風自体はそれほど強くはなかったのですが、雨も結構降ったタイミングがあったし、万博会場はあまり雨宿りができるところがなかったので、この格好で行ったのは正解でしたね。

ただ1個だけ、傘も持っていけばよかったと思うのは、パビリオンの行列に並んでいるときスマホをさわっていると、あたりまえだけどやっぱり濡れるんですよね。
雨の日に行くなら、レインウェアに加えて、傘またはスマホを入れる防水カバーみたいなのがあったほうがいいです。

さて、イギリスパビリオンの予約は12時~12時15分だったので、大体40分前の11時20分くらいに到着したのですが、東ゲートは雨にもかかわらず長蛇の列!
入場は並び始めてから40分くらいかかって、予約に間に合うかひやひやしました。
もう少し余裕をもっていかないとだめですね。

今回行ったのは

です。

それぞれのパビリオンの感想

イギリスパビリオン

予約していたので、待ち時間はほぼ無し。
入れ替えのために少し待ったくらい。
入り口ではビートルズなどのUKロックの音楽が流れてて、いい雰囲気でした。

見どころ・構成:

基本的にはプロジェクションマッピングを使った映像コンテンツがメイン。
構成は全体を通して1つの物語になっていて、日本からイギリスに出張に行っているビジネスマンの子供のところに、PIXというマスコットキャラクターが表れて、イギリスの発明の歴史や、観光名所の旅に連れて行くというもの。

PIXのキャラクターはブロックがモチーフとなっていて、子供も現実世界からそのブロックの世界に入って旅をしていきます。
映像では、各観光名所などがブロック上で再現されており、マインクラフトのような感じでユニークでした。

全員参加型の簡単なゲームもありました(特定のタイミングでボタンを押していき、国旗を完成させようというもの)

感想

全体を通して1つの物語になっているし、PIXもユニークなキャラクターをしていたので、映画を見ているようで非常に楽しめました。

ただ、映像コンテンツがメインとなっていて、現地ならではのもの(例えば大英博物館から展示物が来ているなど)がなかったのは少し残念でしたね。どちらかというとそういうのを期待していたので。

これは何を期待するかなので、人によっては楽しめる内容なのではないかと思います。

アメリカパビリオン

待ち時間・混雑状況:

今回の万博の人気パビリオンの1つです。
そのため、行列もどこが最後尾ですか?というくらいパビリオンから離れているところが最後尾になっていて、大体2時間ほど待ちました。
ちなみに行列に並んでいる最中でも、パビリオン近くまで来たら2つの大型ディスプレイでアメリカの観光地の風景などが映し出されて、楽しませてくれます。

見どころ・構成:

こちらもイギリスと同じく、映像コンテンツがメイン。
こっちはスパークという星形のキャラクターが登場します。

USJなどのアトラクションのように、キャストの人とスパークとの掛け合いなどもあり、最初の部屋では最先端の技術などを紹介していきます。

次の部屋では、アメリカの各地域を大型ディスプレイで紹介。
もちろんスパークも登場します。
ちなみにスパークは、ミュージカルのようによく歌います。

次の部屋では、宇宙開発の歴史と未来についての映像。

模型展示などもありました。

続いても宇宙。
ロケットの発射台下から見る構成となっており、迫力のある見ごたえとなっています。

カウントダウンから始まり、ワクワクさせてくれます

最後は月の石を間近で鑑賞できました。
今回は70年万博の時の石ではなく、アポロ17号で採取した石とのことでした。

感想:

USJのアトラクションのような構成となっており、キャストの盛り上げ方や、スパークのミュージカルのような歌やせりふに楽しませてもらいました。
たまたま小学生の団体とも同じグループとなったため、その相性もよく、非常に盛り上がっていてその点も楽しかったです。

ただ、イギリスパビリオンと同じ感想とはなりますが、やっぱり映像メインなんだよなぁ・・・(月の石はあったけど)

あと残念な点として、今回は各部屋の移動はみんな一緒に移動しなければいけない(映像の開始のタイミングに全員そろってないといけない)という構成上、部屋の間にある模型やその説明をじっくり見ることができなかった点ですね。
結構力作だと思うし、説明文もしっかりしているので、もったいないと感じました。

アトラクションなどが好きだったり、家族連れの方にはイギリス同様刺さるコンテンツだと思います。

コモンズA

前回も来ましたが、まだ全部回れてなかったので再び来ました。

待ち時間・混雑状況:

すんなり入れましたが、時間帯によっては入場制限がかかってました。
面白さがだいぶ知れ渡ってきたのかな?

見どころ・構成:

面白かった展示物だけ紹介。

トンガの絵画(版画?)中世の宗教画のような構成で面白い

トルコパビリオン

待ち時間・混雑状況:

すっかり夜になっていたのもあり、10分も並びませんでした。
入口付近のトルコアイスを売っていた店では、トルコアイスならではのパフォーマンスが見られて面白かったです。

見どころ・構成:

入ってすぐに、国旗ともなっている太陽と月のオブジェがお出迎え

その隣では、しゃべる仮面の映像がトルコについて説明してくれています。

奥にはトルコならではの民芸品や、絨毯の織物の展示がありました。
織物の前にはスタッフ?もいたので、もしかしたら織っている様子も見られるイベントもあったのかもしれません。

エルトゥールル号の一部ですが再現展示も

その先では大型ディスプレイでトルコの紹介動画が流れていました。

奥の壁はカッパドギアが再現されているオブジェになっていて、これも雰囲気が良かったです。
ちなみにその奥はお土産屋さんでした。

感想:

最初の部屋の国旗を模したオブジェや、しゃべる仮面のインスタレーション、日本にもなじみのあるエルトゥールル号やカッパドギアの再現など、トルコならではの雰囲気が味わえてよかったです。

ただ、割とあっさりというか大味な展示内容で、少し物足りなさも感じました。

カザフスタン

待ち時間・混雑状況:

カザフスタンは実際はコモンズFに入っているのですが、コモンズFはちょっと特殊で3か国しか入ってません。
そして、カザフスタンだけさらに特殊で、案内がある構成のため入れ替わり制になっており、そこだけ行列ができていました。
お昼に来たときは1時間待ちくらいで案内されてましたが、夜だったので、15分くらいで入れました。

ちなみに、カザフスタン以外のブルネイ、アルメニアだけ見る場合は、そこに並ぶ必要はありません。割とさっくり入れると思います。

見どころ・構成・感想:

女性のスタッフの方が日本語でカザフスタンの地域について、地図の形をしたプロジェクションマッピングで説明してくれます。

奥にはゲルの実物大ディスプレイと、その中では大型映像ディスプレイでカザフスタンの歴史的な成り立ちや民族、未来の構想などを紹介してくれます。

最後に紹介されたのがALEM。
これは取り出した臓器を稼働させることによって24時間保つことができるという、画期的な輸送装置とのこと。
今はまだ豚などの動物実験しかしておらず、実物も3台しかないとのことですが、これが実用化して増産できれば、救われる命がこれまで以上に増えるかもしれませんね。

感想:

恥ずかしながら、国名は知っていてもどこにあるのかすらあまり知りませんでした。

しかし文化的にも面白そうな国であるというのと同時に、ALEMという医療的に画期的な装置を開発している国ということを知り、とても驚きました。

3台しかないうちの1台を持ってきて間近で見ることもできたのは、これぞ万博という感じでしたね。

カザフスタン、これからも注目してみていきたいです。

その他

万博飯ということで、夜にスペインパビリオンにあるレストランに入ることにしました。

待ち時間は大体1時間くらい。

カウンターも用意されているのでおひとりさまでも大丈夫です。

コースで3850円(ドリンクは別)で食べられるので、万博ないとしてはコスパがいい方だと思いますし、味もとてもおいしかったです。

本当は料理を撮影しておきたかったんですが、たまたま席が隣になったご年配の方と、アメリカから留学してきたという日本語が達者な学生さんと話が盛り上がってしまい、メインの写真を撮りそびれてしまいましたw

こういう出会いがあるのも万博のいいところですね。