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リバースプロキシ超便利!(専用サーバに限る)
この記事は1年以上前の記事のため、内容が古い可能性があります。
日進月歩のWEB業界。
次々に新しい技術が出てきて、めまぐるしい限りです。
どこまでついていけることやら。
しかしふと後ろを見てみると、結構取りこぼしている知識ありませんか?
ということで、最近知ったリバースプロキシについて。
このような事例があったとします。
とある会社で、サーバを移転し、ウェブサイトを一新することになりました。
しかし、その会社は多くの店舗をもっており、しかも店舗ごとにウェブサイトを持っています。
しかし、ドメインは1つで
- http://www.○○○○.co.jp
が本体のサイト。
各店舗のサイトが、
- http://www.○○○○.co.jp/□□□□
- http://www.○○○○.co.jp/△△△△
- http://www.○○○○.co.jp/××××
フォルダ構造になっているのでした。
さて、本体サイトの準備は出来たのですぐにでも公開したい!
しかし、他の店舗のサイトはまだ出来ておらず、しかも移行が難しいコンテンツもある。
「はやくしてくれ。」
「いやいや待ってください。そもそも移行自体が難しいコンテンツもあるんです。」
という問答の末、
「早く公開したいから、とりあえず、会社本体サイトだけでも新サーバで公開してくれんか?」
と来てしまいました。
さて、こんなときどうするか。
こんなときこそリバースプロキシですよ!(ただし移行先が専用サーバに限る。)
STEP.1
まず、元々のサーバ用に、サブドメインを取得し、割り当てておきます。
http://hoge.○○○○.co.jp/
STEP.2
新サーバのhttpd.confを開き、
<VirtualHost *:80>
ServerName www.○○○○.co.jp
~
</VirtualHost>
の中に、
ProxyPass 公開パス 転送先URL
ProxyPassReverse 公開パス 転送先URL
を追記します。
公開パスは、各店舗のフォルダです。
転送先URLは、サブドメインを割り当てた各店舗のURLです。
つまりこうなります。
ProxyPass /□□□□ http://hoge.○○○○.co.jp/□□□□
ProxyPassReverse /□□□□ http://hoge.○○○○.co.jp/□□□□ProxyPass /△△△△ http://hoge.○○○○.co.jp/△△△△
ProxyPassReverse /△△△△ http://hoge.○○○○.co.jp/△△△△ProxyPass /×××× http://hoge.○○○○.co.jp/××××
ProxyPassReverse /×××× http://hoge.○○○○.co.jp/××××
STEP.3
追記後はApacheを再起動して、DNSを切り替えます。(あらかじめhostsファイルを編集して、DNS切り替え後の状態を確認しておくと良いでしょう。)
これで、本体サイトは新サーバで稼動し、各店舗のサイトは旧サーバへ転送されます。
これがただの転送ならば、URLがサブドメインになってしまいますが、リバースプロキシならば、ドメインが「www.○○○○.co.jp」のまま、旧サーバのページを開きます。
う~ん、便利だ。
参考サイト
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